外貨投資には外貨預金、外貨MMFで資産運用する人が多いようです。外貨預金は円を外貨にして預け、銀行で利用でき一番身近な外貨預金ですが、為替の変動による損得があります。正しく為替を理解しましょう。
国内の低金利に比べ、外貨投資は高金利の通貨もあり、外貨投資は人気を集めていますが、外貨投資は為替の影響を受けます。
外貨投資を始める前に、まずは基本を押さえることが大切です。
外貨投資の場合、大手銀行の外貨預金は為替手数料が高く、証券会社などの高格付けの短期債権などで運用する投資信託である外貨建てMMF (Money Market Fund)の方が有利であるようです。
インターネット銀行は大手銀行と大きく違っておりメリットもかなりあるようです。
そんなネット銀行の外貨預金の特徴はどのようなものなのでしょう。
外貨MMFは平日であっても取引できない日があるのは、外国籍投信の外貨MMFが、管理会社や運用会社が一般的に外国にあるためなのです。
たとえば、管理会社がルクセンブルクで運用会社がロンドンであった場合、ニューヨーク、ロンドン、ルクセンブルクと投資対象国のいずれかが休日であれば、外貨MMFは取引できなくなるため、証券会社により外貨MMFの管理会社のある国が異なりますので、確認が必要になります。
ネット銀行はほぼ一日中、平日であれば取引が可能のようです。
為替手数料ではネット銀行が、大手銀行の外貨預金、大手証券会社の外貨MMFをと比べてメリットがあります。
円を外貨に換える時と、外貨を円に換える時の二回、為替手数料がかかるため、為替手数料はできるだけ小さいほうが、運用成績に影響を与える度合いが少ないです。
ネット銀行の為替手数料が安いのは、取引レートが為替市場にほぼ即座に連動するシステムであるので、注文がリアルタイムに市場につなげることで為替変動リスクを負うことがなく、手数料が少なくても利益が出せるのです。
大手銀行では、一日に一回しか取引レートを原則として見直さないため、為替が急に変動しても損をしにくいように手数料を多くしているようです。
取引できる日に制限があるが、外貨MMFは換金がしやすいことが特徴です。
金利(分配金)は一般に外貨預金より高いうえ、取引可能日であればいつでも解約が可能で、解約のタイミングにより金利面で損をすることは少ないですが、外貨MMFを解約して円が手に入るのは翌営業日になります。
期間中は金利を固定できる外貨定期預金に対して、外貨MMFは海外の金利が低下すると、実績分配率が下がる可能性があります。
ネット専業銀行の外貨定期預金は途中解約できますが、金利は大きく下がってしまいます。
大手銀行の外貨預金の解約は窓口で手続きしなければ途中解約ができない場合があるようです。
また、外貨預金を円に換えないで外貨のまま引き出す場合は、大手銀行であれば手数料がかかりますが、現金やトラベラーズチェックで引き出しが可能です。
税制面から見ると、外貨MMFの有利さは見逃せません。
為替差益が出た場合、外貨預金では給与所得などの他の所得と合算されて総合課税の対象となりますが、外貨MMFでは非課税になるのです。
外貨MMFは、元本保証がありませんが、いままでは元本割れの実績がなく、外貨投資の安全性では非常に高く初心者でも利用しやすいようです。運用成績も過去に外貨預金を上回っていますし、外貨預金より手数料も安く、いつでも換金できることから、為替差益を狙うには良い商品といえます。
ただ、外貨投資を外貨MMFでするならば、円安に進まない場合は外貨預金と同様に為替差損により元本割れする可能性もあります。
投資は、「リスク」が多かれ少なかれ伴いますので、内容をしっかり理解してください。